SDGs未来都市
「自治体SDGsの推進に資する取組」のご紹介自治体SDGsの推進に資する取組
のご紹介
- エネルギーの地産地消と
太陽光発電パネルの利活用-環境イノベーション- - 持続可能な農業モデルと
企業による農業参入の推進-農業イノベーション- - 地域課題解決型ワーケーション-交流イノベーション-
鳥取市では持続可能な農村モデルの
展開を推進していきます。
農業イノベーションでは現在、再生可能エネルギーを活用した
農作物生産、企業による農業参入に特に力を入れて取り組んでいます。
具体的な取り組み内容をご紹介いたします。
次世代を担う若者が農業を魅力的と感じ、定着するためには、経験・勘頼り、マニュアル無し、どんぶり勘定・運頼みなど、従来の農業経営からの脱却が必要です。
そこで、IoT技術を取り入れること(スマート農業化)により、「データ管理・分析」「大規模化」「品質・生産量の安定」「省力化」が実現できます。
さらに、マニュアル化することにより、未経験者の農業への就労がしやすくなり、魅力ある農業につなげていくことが可能になります。そのことは、増え続ける耕作放棄地の有効活用にもつながります。
そして農業経営で使用する電力を再生可能エネルギーで賄うことができれば、次の世代につながる、真のカーボンフリー(二酸化炭素の排出をゼロにする)な農業経営が可能になります。
少子高齢化の進行により個人農家が撤退を余儀なくされるなか、鳥取市では企業がこれをビジネスチャンスと捉え、最新の栽培技術やICTを導入する事で、生産性の高い農業経営を実践しています。鳥取市は農業事業に参入する企業の誘致活動を進めています。
次世代につながる魅力ある農業モデルを実現するために、鳥取市も地元事業者とのマッチングや、地元卸売業・地域商社等との連携をサポートするなど、生産から販売までを継続的に支援していくことで、企業による農業参入の事例を1件ずつ増やしていきます。
「(株)メイワファームHYBRID」は、温泉地を舞台に、温泉熱を活用した「温泉いちご」栽培を実践することで、灯油や重油等化石燃料を使うボイラーで暖房する必要がなくなり、地球環境への負荷軽減に貢献されています。
「(株)NEXT MOTION」は、鳥取県内最大の生産地である桃の後継者不足を解消すべく、ドローン×廃校×農業によって鳥取ブランド産品の継承・発展を目指しています。
このような、次世代にもつながる、魅力ある農業モデルの普及に向け、企業の皆様とともに取り組んでいきます。
鳥取市には、優良な農地と温泉などの観光資源が豊富にあり、こうした地域の特性を活用した農業経営に意欲的な企業を、積極的に支援しています。
企業による農業参入では、地域エネルギー(温泉)の活用や、最新のスマート農業による効率の良い農業生産、高付加価値をもたらすブランド化、加工品開発、販路開拓により、高収益で持続性のある農業を目指しています。
また、それらのノウハウ、販路を新規就農者へも広げていくことで、企業と農家とが一緒に発展していける産地形成を目指しています。
鳥取市での農業参入に興味を持たれた企業に対し、地元企業・地元農家・行政などが連携し、もうかる農業モデルを確立していくため、生産から販売までトータル的に継続した支援を進めていきます。